特長

三菱ダイレクトスクリーンシステム

これまでスクリーン印刷を行うには、版下フィルムの準備メッシュへの乳剤塗布と乾燥版下フィルムを乳剤塗布したメッシュへの露光現像乾燥と、大きな手間と時間が必要でした。
三菱ダイレクトスクリーン製版機「ScreenMeister MDS-360」と専用メッシュ「Thermal Screen Mask (TSM)」を用いる本システムでは、これら全てが不要となり、PC上のデザインデータをMDS-360に直接出力し、TSMへ描画することで、たった数分でスクリーン製版が可能になり、大幅な省力化が可能となります。もちろん、水を用いた処理は有りませんので、オフィス等でも場所を選ばず手軽にスクリーン製版が出来るようになります。

最近では、サークル活動、ソーシャルメディア活動、イベント等で、グループの一体感を高めるためにウェアプリントに大きな注目が集まっています。このような中で、三菱ダイレクトスクリーンシステムは、より簡単に低コストでウェアプリントを提供できるソリューションを提案しています。

インクを選ばない感熱タイプスクリーンメッシュ

三菱ダイレクトスクリーンシステム専用の感熱スクリーンメッシュは、水性、油性、プラチゾル、UV等、これまでスクリーン印刷で使われきた殆どのインクをそのままお使いいただけます。
これにより、何にでも印刷できるスクリーン印刷のメリットは、これまでの従来型スクリーン印刷と変わり有りません。

サーマルスクリーンマスク

高解像度サーマルヘッド採用

三菱ダイレクトスクリーン製版機「ScreenMeister MDS-360」は、1204dpiの超高解像度サーマルヘッドを搭載しています。このサーマルヘッドは、サーマルオフセット製版機TDPシリーズに採用され、その画質は好評を頂いています。また、メンテナンスも、1日1回程度軽くヘッド表面を拭くだけで、それ以外のメンテナンスは必要ありません。

高解像度サーマルヘッドを採用しあらゆるインクに対応可能なTSMとの組み合わせで、ファブリックプリントだけでなく、金属、プラスチック等への高精細印刷が可能となっています。これは、銘板印刷やシール印刷、その他工業用試作用途でもご利用頂けます。

超高解像度サーマルヘッド

専用コントロールソフトウェア「ScreenToolBox」

MDS-360専用のコントロールソフトウェア「ScreenToolBox」は、MDS-360の性能を、簡単に最大限発揮できるように開発されました。
取り扱うことが出来るファイルは、PDF、TIFF、PNGをそのままMDS-360で出力できます。またオプションで、プリント基板のシルクプリント用に、ガーバー形式をそのまま出力する事も可能になります。

画像だけでなく、TWAIN対応のスキャナーを接続すると、手書きのイラスト等を、そのままスクリーン版に出力できる等、様々な機能が簡単に扱えるようになっています。

もちろん、MDS-360の状況の確認、ヘッド移動や、チャンネルの設定も、本体を操作すること無くパソコン側から行えるようになっています。

ScreenToolBoxは、画像の配置も自由に行えるようになっており、配置はテンプレートとして無制限に保存することが出来ます。
ロゴデータの出力などで、画像は違っても毎回同じ位置に出力したい場合に、非常に作業性を向上できます。